炭鉱夫は止まらない

世の中に眠った役立ちそうなものを探して綴る雑記

戸建てを建てることにしました

妻とはここ数年「そろそろ家欲しいね」という話をしており、ちょくちょく新築マンションを探していました。
うちはずっとマンション暮らしをしてきたため、戸建てよりも立地が良く細かい面倒事を管理人に任せられるマンションに魅力を感じていました。ワンフロアに全て詰まっているのも楽でいいですね。
しかし、ある日重大な事実に気付いてしまいました。

マンションにいるとアトピーが悪化するっぽい。

実家にいる方が体調が良い

最近気づいたのですが、実家(戸建て)にいる時はアトピーの痒みが収まっているのに、家(賃貸マンション)に帰ると痒みが発症しやすいのです。
最初のうちは風呂の水が原因だと思っていたのですが、そもそも風呂に入る前から調子が悪くなるので、これは空間そのものがよくないなと思い始めました。

色々調べてみると、一般的なマンションに使われている塩ビのクロスや合板のフローリングといった建材からはホルムアルデヒドを始めとした有害物質が揮発しているようです。
建築基準法によって最近は有害物質への規制は厳しくなりましたが、それでもゼロにはなっていません。その上、マンションは戸建てに比べると高気密高断熱な作りとなっていることから、有害物質が室内に溜まりやすくなっています。

そうは言っても多くの人は問題なく暮らせているわけですし、換気機能等によって室内のホルムアルデヒド濃度は一定の水準以下に抑えられているはずです。
ならば気のせいじゃないかと思うかもしれませんが、それはあくまで健常者にとってはの話。
アレルギー持ちの人ならわかるかと思いますが、アレルギーが発症すると普通の人が平気なものが色々とNGになってしまいます。

注文住宅しか選択肢が無い

上でも話した通り、マンションのほとんどが壁紙は塩ビのクロスで床は合板のフローリングです。
リフォームするという手段も考えましたが、今はマンションがめちゃくちゃ値上がりしていてとてもじゃないけれどリフォームなんてできません。

ならば戸建ての建売だ!と探してみても戸建ても変わらないんですよね。むしろマンションよりも臭いがキツいことが多いので建材大丈夫か?と心配になります。

結局、確実に安心できる家に住もうと思ったら注文住宅しか選択肢が無いようです。

終わりに

ということで注文住宅を建てることになりました。
なんとか土地を見つけてこれから設計士さんと色々決めていきます。
完成するのは来年の春ごろになってしまうとのことでだいぶ時間がかかてしまいますね。
決まっていったら色々まとめようと思います。

今日はそんな感じで
ではでは~

【Alexa】Fire HD8 Plusならではの音楽の楽しみ方を検討してみる

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皆さん、新しく登場したAmazonタブレットFire HD8 Plusを有効活用していますか?
なんとなく買ったけど従来のFire HD8と同じような使い方をしている人や、これから買おうと思っている人。そんな人たちの参考になるように、Fire HD8 Plusならではの音楽の楽しみ方を検討してみたので記録に残しておきます。

Fire HD8 Plusならではの特徴

もしかしたら何となく新しいから買ってみたとか、これから調べようと思っていたところって人がいるかもしれないのでFire HD8 Plusならではの特徴について簡単に触れておきます。

そもそもPlusで何が変わったのか

Fire HD8とFire HD8 Plus、Plusの文字と2000円値段が上がったことで何が変わったのか。
違いは以下のような感じ。

・メインメモリが3GB
・USB-C (9W)
・ワイヤレス給電対応
・充電スタンド利用時にShowモードになる

ぶっちゃけ音楽を聴くに当たってメモリが3GBになったとか9Wの急速充電に対応しましたとかはどうでもいい。
Fireタブレットでゲームやる人とかいないでしょ?

大事なのはワイヤレス給電に対応しているということと、自動でShowモードになることで手軽にAlexaを活用できるということ!

Showモードって何ぞやという人向けに凄い大雑把に言うと、Alexaに呼びかけると反応していくれる待機モードみたいな感じです。

Fire HD8 Plusで音楽を楽しむならワイヤレス給電とAlexaを使いこなしたいところです。

他のスマートスピーカーとの違い

Amazon EchoだとかGoogle Homeだとか音楽を楽しめるスマートスピーカーなんていくらでもあるわけです。
画面付きのものが欲しければEcho showなんてものも出ています。
そんな数あるスマートスピーカーと比べて何が違うのかというと、以下のような感じ。

・タブレットとしても使える(持ち運べる)
・自身がストレージを持っている(音楽を保存できる)
・外部スピーカーと接続できる

個人的には外部スピーカーに繋げられるのがでかいかなと思います。
他のスマートスピーカーは外部スピーカーに繋げられないはず(というか普通そんな人はいない)。
もっと良いスピーカーから鳴らしたい!って人には非常に重要な要素です。

それと、僕はkindleで読書を楽しんでいるのでタブレットPCとして使えるのも大事ですがこれは音楽関係ないですね。

どれにも興味ないって人は無理にFire HD8 Plusに拘らずに素直にスマートスピーカーを買った方が幸せになれると思います。

Fire HD8 Plusで音楽を楽しんでみる

ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、ここから実際にどんな風に楽しむかをオーディオ環境と操作環境の二つの観点から検討してみました。

オーディオ環境について

内臓スピーカーで楽しむ

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もう何も考えずにそのままFire HD8 Plusの内臓スピーカーから音楽を流しちゃう。
きゃー! 男らしい!!

実際問題選択肢の一つとしてアリだと思います。
所詮は格安タブレットなのでお世辞にも音が良いとは言えませんが、サイズが大きい分スマホよりは音質も音量も良くなります。

無駄なお金がかからないので兎にも角にも音楽を聴きたい人には良いのではないでしょうか。
物足りなくなったら色々検討してみましょう!
そして沼に嵌るのです。

Bluetoothスピーカーに繋ぐ

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Fire HD8 Plusは普通にタブレットとして使用できるため、Bluetooth対応機器と接続することが可能です。
もちろん、Bluetoothスピーカーに繋ぐこともできます。
余程おかしなスピーカーでなければFire HD8 Plusよりも良い音が鳴るはずです。

ただ、ぶっちゃけこれやるならスマホで良くない? って感じがするので個人的には無しです。
あるいはNew Echoのようなしっかりしたスマートスピーカーを購入した方がいいかと。
ちなみに実はスマートスピーカーもBluetoothスピーカーに繋ぐことができるらしいのですが…やっぱり意味がないと思います。

イヤホンジャックから外部スピーカーに繋ぐ

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他のスマートスピーカーには真似できないFire HD8 Plusならではの楽しみ方として、イヤホンジャックから外部スピーカーに繋ぐという方法があります。
いちいちケーブルを繋ぐ必要があるのは面倒ですが、Fire HD8 Plusから直接聴くよりは劇的に音が良くなるでしょう。

注意点としてはタブレット側の音量をMAXにしておかないと音が小さすぎるというのがあります。
まぁ音量をMAXにすればいいだけですが、万が一普通にイヤホンを繋いで使おうとすると爆音が流れてしまうので注意が必要です。

USB-DAC経由で外部スピーカーに繋ぐ

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イヤホンジャック経由よりも更に良い音で楽しむ場合の選択肢として、USB-DACに繋ぐという方法があります。
デジタルからアナログへの変換をより高機能な外部デバイスに任せることで、Amazon music HDやハイレゾなど高音質な音源を最大限に活かすことができます。
一般的にタブレットPCにはUSB端子が一つしか付いていないため、USB-DACを繋ぐと充電ができないという致命的な問題がありますが、Fire HD8 Plusはワイヤレス充電対応なのでUSB-DACに繋ぎながらも充電が可能という大きなメリットがあるのです。
現状、ワイヤレス充電に対応しているタブレットはFire HD8 Plus以外には無く、数少ない対応しているスマホも基本的に高級機種ばかりで、音楽再生のためだけに使うには勿体ないです。
まさにFire HD8 Plusならではの音楽の楽しみ方と言えるでしょう。

特にAlexaを活用しながらAmazon music HDを楽しむ方法は2万円以上する最高級のEcho Studioか、この方法しかありません。

再生操作について

Alexaを活用して音楽ストリーミングを楽しむ

Fire HD8 Plusは充電スタンドに置くことで自動的にShowモードになることから、その機能を最大限に活かすためにもCMのようにAlexaを活用して音楽を流したいところです。ところで、Alexa含めて現状のAIはAmazon musicやSpotyfiのような音楽ストリーミングサービスには対応しているものの、残念ながら個人の音楽ファイルには全く対応していません。
なので、Alexaを活用するのならば音楽ストリーミングサービスを利用しましょう。

Alexa対応の音楽ストリーミングサービスは以下のものがあります・
・Amazon music
・Apple Music
・Spotyfi
・AWA
・dヒッツ
・うたパス

それぞれのサービスは一長一短で一概にどれが一番良いとは言えませんが、Alexaを活用したいのであればAmazon musicを選ぶのが良いでしょう。
「Alexa、これに似た曲を流して」などAmazon musicにしか対応していない声かけが存在します。
どれを選んだところで有名曲は大抵聴けますし、あまりにマニアックな曲はありません。

Alexaスキルを自作して手持ちの音楽を楽しむ

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上でも述べましたが、Alexaは個人の持つ音楽ファイルには全く対応していません。
そのため、手持ちの音楽ファイルをAlexaで再生しようとするには自分でスキルを作る必要があります。
幸いにも既に挑戦してくれている人がいるので、先駆者のアイデアを使わせてもらいましょう。

簡単なのはこちら
android-smart.com

こっちは難易度高め
qiita.com

「Alexa、~を開いて」という言葉で実際に曲が流れた時は感動ものでしたが、いくつか大きなデメリットが存在します。

・再生できるのはGoogleドライブなどのクラウドストレージ上の曲だけで、Fire HD8 Plusに入っている曲は再生できない(少なくとも今の知識では)
・あくまで再生してくれるのはプレイリスト単位
・プレイリスト作る度にスキルをいじらなきゃいけない
・そもそも素人が挑戦するには難易度が高く時間がかかる

色々書きましたが、ぶっちゃけデメリットが大きすぎて使い物になりません。
無理してAlexaを使って不便になっているのでは本末転倒です。
これを活用するくらいなら素直に手で直接操作する方が早いですし自由が利きます。
まぁAlexaを使わないとせっかくのFire HD8 Plusを使うメリットが半減してしまう気がしてしまいますが、大丈夫です。他にもFire HD8 Plusならではのメリットがあります。

Bluetoothコントローラを使って手持ちの音楽を楽しむ

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Alexaが使えないのならば素直に直接操作すればいい。と言いたいところですが、例えばUSB-DACに接続していたりするとFire HD8 Plusをどこかに固定しなければならず、その場所は必ずしもすぐ手の届くところではないですよね。
なんとかして遠距離から操作したいところ。
ということで選択肢として出てくるのが、Bluetoothコントローラです。
画面を見ずにできるのは曲を送ったり戻したりする程度ですが、あるととても便利です。

どんなものでも問題ないと思いますが、手元に無いと役に立たないのでコンパクトなものがいいでしょう。


スマホから遠隔操作して手持ちの音楽を楽しむ

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Bluetoothコントローラの操作じゃ物足りない! もっと細かい操作をしたい! という場合は遠隔操作アプリでFire HD8 Plusをスマホから操作するという方法があります。
ただ、これはサポート外の手段を用いなければいけないため、万が一故障してもAmazonの保証を受けられなくなるため自己責任です。

遠隔操作にはAirMirrorというアプリを使います。
スマホ上にFire HD8 Plusの画面が表示されるので、あとは好きに動作させればOKです。
現状で手持ちの音楽を楽しむには最も使い勝手が良い方法だと思っています。
ただ、もうちょっとスマートに出来ないかなとも思いますが。

結論

色々な方法を検討して実行してきましたが、Alexaで操作できるAmazon musicで楽しむのが一番楽だと思いました。
というのも、手持ちの音楽ファイルを確認してみるとスペースの有無等でアーティスト名が微妙に違う判定をされていたりシングルで購入したものはアルバム管理がややこしかったりと管理が滅茶苦茶面倒です。

ストリーミングサービスならそうした管理は業者側が全部やってくれているので非常に楽です。
また、長い期間音楽を集めているとアーティスト名が尋常じゃない数に増えているのに気付かされます。
目当ての曲までたどり着くのが結構大変になってきているのですが、Alexa操作なら聴きたい曲の情報を伝えるだけで簡単に再生してくれます。

オーディオ環境については予算や好みの問題があるので難しいところですが、USB-DACを繋いで外部スピーカーで聴くのがベストだと思っています。

公式サイトamazon music

【ライザのアトリエ】ライザリン・シュタウトのフィギュアを買ったので撮ってみた

コーエーテクモより発売されているゲーム『ライザのアトリエ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』よりライザことライザリン・シュタウトのフィギュアが発売されたので購入しました。
ライザのアトリエがどういうゲームかは過去の記事をご参照ください。

www.coal-miner.com


今回購入したフィギュアの販売元はグッドスマイルカンパニーと有名どころですが、メーカーはワンダフルワークス(Wonderful Works)という会社だそうで、全然聞いたことない…。と思って調べてみたら2015年に設立した会社とのこと。
価格はフィギュアにしてもお高めですが、その分細々とした部分はかなり精巧に出来ているので悪くはないかという感じです。

内容物とか

まずは本体。単品じゃ安定しないので台座に乗せています。
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首にかけている星のペンダントは独立しているため、自由に動かすことができます。
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ライザと言えば太もものムチムチ具合が話題になりましたが、フィギュアでも健在です。
錬金術師におなじみの試験管や瓶の小物もしっかり再現されてます。
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本体以外に付属している部品は以下の二つ
台座と杖です。
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杖はお尻部分が分離可能となっています。
これを外さないとライザの手に持たせることができません。
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【レビュー】骨伝導対応Bluetoothイヤホン Aeropexを購入したら音楽が生活に溶け込んできた

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AirPods ProやSONYの完全ワイヤレスイヤホンが素晴らしいノイズキャンセリングということで話題になっていますが、日常生活で使うにはノイズキャンセリングの機能って実は必要ない場面がほとんどじゃないですか?
いや、むしろ外の音が聞こえないことで身の危険があったりレジで不便をしたりと、日常では逆に外の音が聞こえるイヤホンの方が必要だったりしませんか?

そんな人たちがじわじわ増え始めているのか、耳をふさがないオープンイヤータイプのイヤホンが増え始めています。

今回はその中でも人気の一つ、AfterShokzのAeropexを購入したのでご紹介します。

Aeropexの内容物

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Aeropexを買って入っていたものは上の写真のようになります。ケースは腕時計を買った時のような、高級感のある箱でした。
さくっと中身の紹介を。

・Aeropex本体
・専用ラバーケース
・専用充電ケーブル×2
・取扱説明書(3種類)
・保証書

充電器本体は付いていないため注意してください。
ごく普通のUSBケーブルですのでスマホの充電器なんかに挿せば使えます。

骨伝導イヤホンを買ってよかったこと

リビングで動画視聴・ゲームができる

ゲームやアニメの音って本人には重要な要素ですが、興味ない人からすればただの騒音じゃないですか。
だから今までイヤホンで対応していたのですが、長時間イヤホンを付けていると耳が疲れるし、何より声をかけられても聞き直すことになるか最悪気付けません。

しかし、Aeropexなら耳をふさがないので耳が疲れないですし、外の音が聞き取れるために声をかけられても大丈夫です!

あと地味に大きな要素として、ゲームやアニメの音ってテレビから出すことを想定しているので、イヤホンで聴くと低音がやたら強調されてて気持ち悪いんですよね。
Aeropexは低音が削られてしまうため、結果として程よい音になってて聴きやすくなっています。

背後の人や車の音に気付ける

周囲の音が聞こえるように音量を小さめを意識している僕ですが、カナル型イヤホンですと後ろに人が居ても気づかないことがあったり、車が近づいているのに気づくのが遅れたりしてしまうことがありました。
まぁカナル型イヤホンって耳栓してるようなものなのでそりゃそうだよなって感じですが。

それが、Aeropexを使用するようになってからは普段通りすぐに気づけるようになりました!
結構危険だと思っていたのでこれは期待通りで大助かりです。
ただし、音を大きくしすぎると流石に気づけなくなるので注意してください。

租借音が響かなくなる

一人で外食するときなんかは面倒なのでいちいちイヤホンを外さずにそのまま音楽を聴き続けたりするんですが、その時、租借音が結構自分の頭の中で響くんですよね。
これはカナル型イヤホンで耳がふさがれているから体内の音がよりはっきりと聞こえてしまうわけです。

それが、Aeropexを使い始めてから完全になくなりました!
まぁ耳をふさいでないんだから当たり前なんですが、その当たり前が今までできていなかったわかですから技術の進歩というのはありがたいものです。

Aeropexのここが良い!

骨伝導では最高峰の音質

最も先進的な骨伝導技術
Aeropexは従来モデルより優れた中高音を実現しながら、振動をより小さく抑えることに成功しました。
公式HPより

正直、骨伝導を舐めてました。音が聞こえりゃいいんだろくらいのものだと。
ところが、実際に聞いてみると普通にイヤホンで聴くのと遜色ない音質じゃないか!

具体的にどんな先進的な技術が使われているのかさっぱりわかりませんが、今の骨伝導イヤホンは間違いなく大きな進化をしています。
特に中域から高域にかけての音は安価なインナータイプのイヤホンよりも良いくらいです。
しかも骨に振動与えているだけのはずなのに音の広がりまで感じるのは凄い!

ちなみにBoCoやambieなど他メーカーの骨伝導イヤホンでも聴いてみましたが、ここまでクリアな音が出るのはAftershokzのイヤホンくらいでした。

とは言えそんなAeropexも残念ながら低音に関してはほとんど鳴りません。こればっかりは技術的に難しいのかもしれないですね。
というか、低域が特に強い曲を聴くとブルブル振動してくすぐったくなるので向いて無さそうです。

とにかく軽くて邪魔にならない

30gとただでさえ軽かった前モデルの『Air』から30%の小型化と13%の軽量化を実現!
なんと26gにまで軽量化されました。
「たった4グラムじゃん」と思うかもしれませんが、この差が結構大きい。下手なメガネより軽いし、なんなら軽量メガネにも追いつきそうなくらい軽いです!

また、他メーカーにあるような耳に挟む必要もなく“耳に掛けるだけ”という形状のため、装着がめちゃくちゃ楽だしコードが無いため身に着けていても全然邪魔になりません。

耳にかけることからメガネとかち合うんじゃないかと心配する人もいるでしょうが、大丈夫です。
全く影響がないと言うと嘘になりますが、メガネをかけながら装着することは可能ですし、音楽を楽しむこともできます。

音漏れが50%低減

オープンイヤータイプのイヤホンの最大の欠点が音漏れがしてしまうというところでした。
実際、SONYのオープンイヤータイプのイヤホンであるSTH40Dは余程音を小さくしなければ音漏れしてしまいました。
一方で、Aeropexはその音漏れを大幅に低減しています!

具体的にどれくらい音漏れしないかと言うと、Aeropexで音楽を聴きながら隣の人と肩を密着させても音漏れはしていないことが確認できました。
ただし! 音漏れがしないのはあくまで会話ができる程度に音量を抑えた場合です。
周囲の騒音や会話をかき消すレベルで音量を上げると流石に音漏れしてしまいます。
用途を考えればそんなことをする人はいないと思いますが念のため。

Aeropexの良くないところ

騒音に弱い

耳の穴が解放されているというオープンイヤータイプの特性上仕方ないことなのですが、駅のホームやBGMの音が大きいお店などでは音量が負けてしまい満足に聞けません。
音を大きくすればある程度は対応可能ですが、そうすると今度は他の音も聞こえなくなってオープンイヤーであるメリットが消えてしまいます。
どんな場面で使うのか、よく把握したうえで通常のイヤホンと使い分けるのが良いのかもしれません。

充電が専用ケーブルでしかできない

一般的なワイヤレスイヤホンの充電はmicroUSBで行われるため、充電ケーブルの長さや数を自分の好きなように調達することができます。
会社や研究室に充電器を置いている人も多いでしょう。

しかし、Aieropexは充電端子がオリジナルのため、専用のケーブルを使わないと充電することができません。
マグネットによる簡単接続のため、microUSBよりも楽に充電できるという大きなメリットはありますが、専用ケーブルで追加の入手が難しいというのがなんとも。

幸い充電ケーブルが2本入っているため、万が一ケーブルが断線してしまっても使えなくなるという心配はいりませんが、予備として1本は補完しておきたいところ。

電源を切ろうとすると音量が上がる

Aeropexにはボタンが二つ付いており、そのうちの一つが電源ボタンと音量+ボタンを共通として使っています。これ自体は別に珍しくありません。
で、イヤホンの電源を落とそうとするには音量+ボタンを長押しするわけですが、短押しだろうが長押しだろうがボタンを押されるととりあえず音量を一つ上げてしまうのです。
これのせいで電源を落とすたびに音量が上がっていくという罠が。
そのため、電源を落とす前に一度音量を下げる作業をしなければならずちょっと面倒です。

終わりに

不満がないと言えばウソになってしまいますが、Aeropexは全体的に非常に完成度の高い骨伝導イヤホンだったと言えます。
なんと言っても外の音がはっきりと聞こえるのにイヤホンからの音楽もしっかり聴けるのはとても不思議な感じです。
イメージはネックスピーカーに近いでしょうか。それを超小型化して更に周囲への音漏れも防ぐ進化系と言っても過言ではないです。
好みにもよりますが、ネックスピーカーよりもずっと高音質だと思います。

家でも外でも音楽を気軽に聴いたり、ゲームや動画視聴ができたりと、音楽が自然と生活に溶け込んでしまう素晴らしい商品でした。