炭鉱夫は止まらない

世の中に眠った役立ちそうなものを探して綴る雑記

電子書籍を快適に楽しむのにオススメなタブレットの紹介

f:id:jewel_yuki:20171104231203p:plain

スマホやタブレットの普及によって徐々に利用ユーザーが増えてきている電子書籍市場。
しかも最近ではAmazonがプライム会員向けにPrime Readingという新サービスを開始し、追加料金なしで約900冊の書籍やマンガが読めるようになり、ますます手頃なものとなってきました。

そんな電子書籍の利点は本を持ち歩かなくていいというのはもちろん、片手でページめくりができるという利便性にあると思います。
しかしスマホでは画面が小さすぎて読むのが辛い。せっかくならタブレットで読みたいという人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、電子書籍を気軽に読むという点を重視してオススメのタブレットをご紹介したいと思います。

電子書籍を読みやすいタブレットの選び方は?

主要なタブレットのサイズは7、8、10インチ程度となっています。
現在のタブレットは安価ながら必要十分な性能を持つMedia Padから高性能なiPad miniまで幅広く用意ため、どれにするか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。

しかし、読書をメインにすると考えれば実は選択肢はそれほど多くありません。
読書を楽しむために重要なポイントは以下の2つです。

・とにかく軽いこと
・片手で扱えるサイズであること

これらを満たせばタブレット選びに失敗することはありません!

重さはどれくらいがいい?

いざ使ってみるとわかりますが、300gを超え始めると片手で扱うには重くて疲れます。
片手で読めるというのがメリットの一つである電子書籍。読書での使用をメインに考えているのであれば、重さはかなり重要な要素になります。

7インチタブレットの平均的な重量は250g~280g。
8インチタブレットの平均的な重量は300~350g。
10インチタブレットの平均的な重量は460~500g

300gを余裕で超えている10インチタブレットは読書用タブレットとしては論外になってしまいますね。となると選ぶべきタブレットは7インチか、ごく一部の8インチタブレットになります。

「8インチは重いと言ってもたった数十グラムじゃないか」と思うかもしれませんが、これを甘く見ると痛い目をみます。アラサーの男が350gのタブレットを片手で30分持ち続けるのが辛いと思うんです。それよりも握力が弱いと思う人は素直に300g以下を選んでおくことをオススメします。

必要な画面サイズは?

読書を楽しむといってもそのメインが小説かマンガかで必要な画面サイズは変わってきます
小説しか読まない! という人であればあまりサイズは重要ではありません。自由に文字サイズを大きくすることができるため、7インチだろうと8インチだろうと文字の読みやすさはほぼ変わりません。電子書籍の大きな利点ですね。

画面サイズが影響してくるかなと思うのはマンガを読む場合です。
ジャンプコミックのような新書サイズがだいたい7インチ、キングダムなどのB6サイズは約8インチとなります。原寸大のサイズで読みたい! ということであれば8インチのタブレットを選んでおけば間違いないのです。

とは言え意外と7インチでもなんとかなったりします。
7インチだとルビが潰れてしまう、細かい文字が小さすぎて読み難いということもあるでしょう。しかし、そこは電子書籍、拡大することで文字の小ささは難なく解決することができてしまいます。
また、7インチであれば片手で操作することも難なく出来るし、意外にも大抵のポケットには入ったりするためとっさに両手を空けたい時など非常に扱いやすいです。
個人的には7インチのタブレットをオススメします。

しかし、あまり頻繁に拡大をするのは面倒です。小さい文字を見るのが辛いという人は8インチタブレットを選んでおいたほうがいいでしょう。

ちなみに、もし雑誌を読みたい場合は10インチ以上が必須です。8インチですら文字が潰れて読めないため常に拡大表示をしなければならず、非常に読み難いです。

必要なストレージ容量は?

小説やビジネス書などの文字が主体の書籍であれば1冊2~3MBです。
ストレージが16GBの場合、6GB程度はOSやアプリで埋まってしまいますが、それでも10GB近く空いています。それだけあれば数千冊保存しておくことができるのでそこまで容量を気にする必要はありません。

しかし、マンガは種類にもよりますが1冊50MB前後と小説に比べて非常に重くなっています。
本体ストレージ容量が16GBだと200冊も入れられないと思っていいでしょう。電子書籍は消したりダウンロードしたりが自由にできるため、それでも十分と思う人もいるでしょう。しかし、いざ使っているとふとした瞬間に読みたくなるということがあり、出来るだけ多く保存しておきたくなります。特にマンガは一作品で十冊以上あるものがほとんどですからね。
マンガを主体に考えている人はSDカード対応のモデルをオススメします。

ただし注意しておかなければならないことがあります。
電子書籍サービスの中でも最大手であるKindleとkoboですが、電子書籍データをSDカードに保存することができません。例外的に自社のタブレットのみSDカード保存が出来るようになっています。
マンガを読みたい場合、Android端末ではたとえSDカードに対応していても致命的な問題となります。もしKindleやkoboのサービスを利用することにこだわりがある場合、タブレットの選択肢がFireタブレット、koboにほぼ限定されてしまいます。

もしKindleやkobo以外の電子書籍サービスを利用することに抵抗がなければ、マンガはeBookJapanでの購入をオススメします。
eBookBJapanで購入した書籍はSDカードにも保存できます。また、コミック分野に関しては最も品揃えが豊富なのも特徴です。
マンガやライトノベルに関しては頻繁にセールやキャンペーンを行っている点が魅力的なポイント。
ただし、一般的な小説やビジネス書なども扱っていますが、残念ながらKindleやkoboに比べると品揃えは少ないです。

オススメのタブレット

上記の選び方を踏まえたうえで読書にオススメのタブレットを厳選して紹介します。

7インチタブレット

Fire 7


電子書籍サービスはKindleを愛用している方、そして小型のタブレットが良いという方にオススメなのが、Amazonが販売しているタブレットFire 7です。
7インチサイズのため片手である程度操作することができますし、295gと軽いため長時間の読書でも手が疲れません。
本体のストレージはかなり控えめですが、別途microSDカードを使うことで最高256GBまで拡張することができます。しかも、AmazonタブレットのためKindle本やプライムビデオをSDカードに保存することができるのです。

何より素晴らしいのが、圧倒的なコスパです!
残念ながらスペックは他社のタブレットと比較しても低めなため、動作は決して快適とは言えませんしゲームはほぼ出来ないと思った方がいいです。しかし、読書のためのタブレットと考えれば十分な性能をしていますし、価格は他社のわずか半額程度です。
しかも、落下耐久性が高いためかなり雑に扱っても平気なところが非常に良いです。


Fire 7の魅力

・重さは軽めの295g
・microSDカード対応でKindleも保存できる
・耐久性はiPad mini4の2倍
・とにかく安い!


8インチタブレット

Huawei MediaPad M3 Lite 8

マンガは読むけれども電子書籍リーダーはKindleやkoboでなくてもかまわない。そんな人にぜひおすすめしたいのがこちらのMediaPad M3 Liteです。
ストレージが32GBあるためそのままでもそこそこの冊数は保存しておけますが、できればmicroSDカードで拡張したいところです。microSDカードで拡張した分はKindleとkoboの書籍は保存できないので注意してください。
画面は8インチで画質は1920×1200と非常に高精細な画面のため文字潰れを気にする必要がありません。
機能面としてはこの価格帯では珍しい指紋認証を搭載しているため、ロック解除のわずらわしい動作無しで即読み始めることができます。地味に便利なのが視力保護モードや画面輝度調整機能が搭載されていることで、本を読む時だけブルーライトをカットできるなど目に優しくなっています。

このような高性能な機能を盛りだくさんでありながら8インチタブレットの中でも軽量級の310g。
そしてこれだけ高性能でありながら価格は2万円前後と圧倒的コスパの良さも魅力的です。

ゲーム性能についてはそれなりにはできますが、ゲーム目的であればもっと高性能な機種を選んだ方がいいです。


MediaPad M3 Liteの魅力

・画面解像度は1920x1200とフルHD以上!
・重さは8インチでは軽量級の310g
・指紋認証で一発ロック解除
・microSDカード対応


MediaPad M5 8

どうせタブレットを購入するのであればあれもしたいこれもしたい、という人にオススメなのがMediaPad M5 8です。
MediaPad M3 Liteよりもわずかに大きいですが、その分あらゆる面で現状最高クラスの性能を誇ります。
本体サイズはほとんど変わらないのに画面は8.4インチで画質は2560×1600の超高画質画面! CPU性能も非常に高く、FGO等の要求スペックの高いゲームでも難なくプレイ可能です。

あえて難点を挙げれば読書用のタブレットとしては明らかにオーバースペックのため、MediaPad M3 Liteでは本当に不十分なのかよく考えて選んでください。


MediaPad M5 8の魅力

・8.4インチの2560x1600という超高精細画面
・指紋認証で一発ロック解除
・わずか2時間で充電可能な急速充電
・ゲームも動画も楽しめる超ハイスペックタブレット

10インチタブレット

Fire HD 10

雑誌を読みたいなどの大画面が必要な人にオススメなのがFire HD 10です。
画面が10.1インチとかなり大きく、しかも解像度が1920×1200あるため、HD画質の動画も楽しめます。
本体のストレージは32(又は64)GBと大きめで、別途microSDカードを使うことで最高256GBまで拡張することができます。もちろんKindle本やプライムビデオをSDカードに保存OK!
単純な画面大型化だけでなく、他のFireタブレットよりもCPU、メモリともに高性能になっているため、Fireタブレットの弱点であった動作の遅さも改善されています。

ただし、重さは500g。片手で持つには厳しいので持ち運び場面は選びます。


Fire HD 10の魅力

・10.1インチの大画面で雑誌に最適
・microSDカード対応でKindleも保存できる
・バッテリーは10時間程度
・iPad pro10.5と同等の耐久性

終わりに

タブレットを選ぶ際はついつい大きめの画面で、高性能なものを選んでしまいがちです。しかし、読書を主な目的としているのならできるだけ軽いものを選ぶという決断が非常に重要です。
読書だけでいいのか、ゲーム性能も必要なのか、何を求めているかで価格も大きく変わってきます。
小説も雑誌も楽しみたい、という場合は、いっそ割り切ってFire7とFire HD 10を購入するというのも手です。それぞれが非常に安価なため、2つ買っても中途半端に高価なタブレットを購入するより安上がりになったりします。

自分に合ったタブレットを購入して、ぜひ電子書籍ライフを楽しんでください!