炭鉱夫は止まらない

世の中に眠った役立ちそうなものを探して綴る雑記

【レビュー】10.5インチiPad proが超便利だった。Windowsとの連携もOK!

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ついに買ってしまいましたiPad pro!
当初は大きいサイズのタブレットが欲しいなぁくらいの気持ちだったのですが、性能を比べていくうちにiPad proを選んでいました。
ちなみに僕が選んだのはWi-Fiモデルの64GBで色はローズゴールド。
余程大容量のファイルを扱う予定が無い限りはこれで十分です。

僕はWindowsユーザーであり、スマホやタブレットではAndroidユーザーであったため、Apple製品と縁のない生活をしてきました。
今日はそんな僕だからこそ伝えられるiPad proの優れたところ、気になるところについてお話したいと思います。
最初に言ってしまいますが、iPad proを買って正解でした。
単純にiPad proの便利さを知りたい人、AndroidタブレットとiPadどちらにするか悩んでいる人の参考になれば幸いです。

iPad proはこんなところが魅力的

最初から期待していたところ、予想外に快適だったところと様々ですが、実際に使ってみてよかったところを紹介していきます。

デザインも画面も綺麗

改めて述べるまでもないことなのでサラッと流してしまいますが、iPad proは画面がめちゃくちゃ綺麗です。
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そして高級感を感じさせるデザイン。
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いやー、やっぱりiPadは美しい。
これに関しては昔からAndroid端末はパッとしないなーと思っていました。

Apple Pencilの使い勝手は最高

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iPad proについて語るうえで絶対に外せないのがApple Pencilでしょう。
はっきり言ってこの描き心地は他のタブレットと比較にならないくらい素晴らしいものですし、なんならWACOMから出ているようなお絵描き用の液タブよりも優れているように感じます。

まぁ、お絵描き用の液タブに関してはiPadと重要視するポイントが違うため、「イラストを描くのにどちらが優れているか」と考えると比較するのはあまり意味がないかもしれませんが…。

ただ、“紙に書くのに一番近い描き心地”は間違いなくApple Pencilが現状ダントツです。

“表示画面とペンとの間に隙間がない”
“ペン先を置いた通りに線が引ける”
“ほぼラグ無しで描かれる追従性”

これを満たしてくれるのはiPad proとApple Pencilの組み合わせだけです。
新しいiPadもApple Pencilに対応しましたが、フルラミネーションディスプレイかどうかの違いによって1歩劣る感じが否めません。

アナログとデジタルの良いとこ取り

書き心地ばかりに目が行きがちなApple Pencilですが、“便利さ”においても他の追従を許しません。

最初に凄いと感じたのは標準アプリである『メモ』を使ったとき。
Apple Pencilでメモを取るって、全部手描きで済ませるって印象を持っていませんでした?
僕はそんな印象を持っていました。そして、それだったら普通に紙に書けばよくない? とも。

ところが実際には、キーボードで打ち込んだメモの上にApple Pencilを走らせるだけで“即”手描きのイラストを描き込めるんです。
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わざわざお絵描き用のアプリに切り替える必要もないし、文字打ち込みと手描きのモードを切り替える必要もなし。
デジタルならではの便利さとアナログならではの手軽さをiPadは見事に融合して良いとこ取りを実現していました。

ここまで見事な融合を果たしているアプリは現時点ではメモアプリなどほぼApple公式アプリだけですが、いずれ様々なアプリで対応していくでしょう。

この機能はタブレットならではの便利さを見事に実現していますね。
ビジネスはもちろんのこと、ブロガーの取材や日々の何気ないメモ取りなど幅広く活用できるかと思います。

音楽作成やイラスト作成に強い

例えば音楽について。
iPadではiRig等の外部アクセサリを使うことでエレキギターなどの電子楽器を繋げて音を出したり、録音したりすることができます。

“ふと思いついたフレーズをMarshallの音で録音する”というのに必要な道具を揃えようと思うと結構かさばるし、費用もかかります。
それが、iPadならばエレキギター接続用の小さなデバイス1つ追加すれば済んでしまいます。
なぜかAndroidにはこういったデバイスがないんですよね。

自分で楽器を演奏できる人にとって便利なipadですが、自分では楽器が弾けない人にとっても優秀な作曲デバイスになります。
iPadにはGarage Bandという音楽作成ソフトがプリインストールされています。
このアプリにはギターやドラム、バイオリンなど様々な音源が入っており、リズムに合わせてタップする簡単な操作だけで音を奏でてくれます。
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そこには技術は一切必要ありません。多少のリズムのズレはアプリ側で修正させることも可能です。
音楽初心者が作曲活動にチャレンジしてみるにはとても良いアプリだと思います。

また、イラストについては既にApple Pencilのお話をしたことから、iPadがイラストに強いのは容易に想像できるのではないでしょうか。
しかし、iPadがイラストに強いのはペンが優秀なだけではありません!
プロのイラストレーターも活用しているパソコン用ソフトCLIP STUDIOのiOS版があるというところも非常に大きいところでしょう。
しかもその性能はパソコン版と遜色ありません。
中には商用のイラストをiPad一つで描き上げてしまう人もいるかもしれませんね。

また、有料アプリには抵抗があるという人にはibisPaint Xという無料のお絵かきアプリも存在します。
これだけでも十分絵を描くことができます。
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絵心なくてすみません…。

このように、クリエイティブな活動においてiPadはAndroid端末に比べて圧倒的に優れています。
なんなら一部作業はパソコンで操作するよりも快適ではないでしょうか。

動作が快適

流石iOSと言うべきでしょうか、自社で作っているだけあってiPad の安定性・快適性はAndroidとは比べ物にならないですね。
iPad proでの話になりますが、

・動作が滑らか
・応答性が良い
・誤動作の少ないタッチパネル
・処理速度が速い
・通信速度も速い

と良いこと尽くめです。
(Huawei端末なんてなぜかWi-Fiの速度が遅い…)

音ゲーであれば誤タッチの心配もいらないしカクついてタイミングがズレるなんて心配もいりません。
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また、重いと評判のゲームでもロード時間は僅かで非常に快適に楽しめます。
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もちろん、他の作業系アプリもカクつくこと無く快適に使えますよ!

Windowsとの連携もスムーズ

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「Apple製品はmacとの連携には優れているけれど、Windowsとは特に連携出来ない。」
そんな風に思っていましたが、それは単なる僕の偏見でした。
iCloudにはWindowsでもアクセス可能だし、OneDriveはiPadでもアクセス可能です。
iCloudやOneDriveと連携出来るということはファイルの共有はもちろん、スケジュールやブックマーク等の共有も可能です。
そして何より、iPadはクラウドサービスをあたかも自分のストレージかのように扱えるため、どのクラウドサービスを利用しようが非常に快適にファイル共有ができます。
Androidタブレットだと自身のストレージとそれ以外とでアクセスを行き来するのに手間がかかっていたため正直面倒だったのですが、これは便利です。

Windows機含め、他の機器との連携はAndroidよりもiPadの方が圧倒的に優れています。

iPad proの気になるところ

iPad proは非常に高性能で僕の要求をほぼしっかりと満たしてくれていたのですが、一部気になるところもあったので紹介していきます。

Apple Pencilのデザインはクソ

何度も言いますがApple Pencilの描き心地については他のタブレット用ペンとは比較にならないくらい素晴らしいものです。
しかし、Apple Pencilのデザインについてだけはクソとしか言いようがありません。

まず、引っ掛かりのない丸いデザイン。
これのおかげでペンはどこまでも転がって行ってしまいます。
真ん丸なペンが不便なのは何世紀も前からわかっていたこと。

次にペンの重心。
単純な重さで言えばやや重めではあるものの許容できる範囲なのですが、重心がペンの上気味なんですよ。
そのため、ペンを支える力が余計に必要で実重量以上になんだか疲れてしまいます。

そして最後に充電。
Apple Pencilの充電蓋はこのように真ん丸な部品で出来ているのですが、
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こんなん無くしてしまうやん! と言わずにはいられないデザインです。
絶対既に無くしてる人いますよね…。

一応これらの不満については別途アクセサリを購入することで解決できます。
例えば転がりと重心についてはグリップの追加。
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マグネットも追加されるので、本体に貼り付けられて便利です。
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そして充電蓋についてはキャップの追加といったように解決策があるため許容できますが、それでもApple Pencilのデザイナーには“クソデザイナー”の称号をあげたいと思います。

Smart Keyboardはいらない

iPadって本体の設定的にもアプリの機能的にもタッチ操作前提で作られているんですよね。
iPadはそのタッチ操作が非常に優秀で誤動作も少ないのため、操作していて快適なんですよね。

でもこれってあくまで手で持って操作するからこそ快適なのであって、手元から離してしまうとタッチ操作って途端に煩わしくなってしまいます。
キーボードの位置から画面までの距離って思った以上に遠いんですよ。
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タッチ機能が優秀なiPadならソフトウェアキーボードでもそれなりの速度で文字を打てるのに、僅かな打ちやすさのためにタッチ操作を犠牲にする必要があるでしょうか?
しかも、Smart Keyboard自体は不安定なものなので、机の上などの安定した場所でしか使えません。

そしてそんなSmart Keyboardの重量は約240g!
本体が約470gなので、合計すると700gを越えます。
どうしてもキーボードが必要ならLenovoのYOGA BOOKのような超軽量ノートPCを使った方がいいんじゃないでしょうか。
Smart Keyboardはメリットに対してデメリットが大きすぎます。
まぁSmart Keyboardが不便というより、物理キーボードがいらないというお話ですね。

長押しタップの判定時間が長い

個人的にAndroidに対してiPadが負けていると感じる数少ないポイントが“長押し判定が長い”ということです。
Androidでは長押しと判定されるまでの時間がだいたい1秒くらいなのに対して、iPadでは2倍近く時間がかかります。
しかもなぜか長押し判定の時間をこちらで設定できない!

iPhoneを普段使っている人であれば気にならないのでしょうが、普段Androidスマホを使っている人間からするとこの違いは非常に大きく感じてしまいます。
なぜこちらで設定させてくれないのか…。

終わりに

良いところ、悪いところいろいろお話しましたが、個人的に予想外だったのがiPadとWindos製PCとの連携が思いのほかスムーズだったことです。
この連携への不安こそが僕が最もiOS製品を避けてきた理由だったわけですが、いざ使ってみると嫌煙していたのがアホらしくなってきますね。
今のところiPadに出来てAndroidでは出来ない(あるいは面倒)なことはいくらでも見つかりますが、Androidに出来てiPadに出来ないことは見つかっていません。

細かいことは置いておいて、大画面タブレットが欲しいのであればiPadを買っておけば間違いありません!

ということでiPad Proについてでした。
今日はそんな感じで。
ではでは~

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