炭鉱夫は止まらない

世の中に眠った役立ちそうなものを探して綴る雑記

MediaPad T2 7.0 Proのレビュー - なんでもそつなくこなす万能タブレット -

スマホの世界シェア第2位のHUAWEIから発売された7インチのタブレットPC『MediaPad T2 7.0 Pro』を購入してみたのでレビューしてみたいと思います。
一昔前の中華パッドと言えば安物買いの銭失いの筆頭でしたが、果たしてその実力は!?

開梱の儀

f:id:jewel_yuki:20171125181844j:plain

ということでまずは中身です。
内容物はタブレット本体のほかに説明書、保証書、充電器、micro USBケーブル、SIMカード取り外しピン。

定番のアイテムになります。充電器が付いているのでこれだけですぐ使用できますね。

NEXUS7よりも一回り小さいサイズ

f:id:jewel_yuki:20171125182010j:plain

フルHD画質の7インチタブレットと言えばNEXUS7が有名でした。
MediaPadT2 7.0 PROはそのNEXUS7と同じ7インチタブレットですが、そのサイズは一回り小さくなっているため片手で持つのも困りません。

このサイズが絶妙で、これ以上大きいとポケットに入らないか、入ってもパンパンになってしまいます。しかしこのサイズであればポケットに入れて出かける、なんてことも可能です。

更に本体重量は250gと、7インチタブレットの中でも最軽量となっています。
本体の軽さは“長時間使用でも疲れにくい”というタブレット選びにおいては非常に重要なポイントの一つとなっています。
現状、フルHD以上の画質を持つ7インチタブレットというものがほとんどない中、これほど軽量なのはこのMediaPadT2 7.0 PROだけになります。

意外と高級感のある外観

f:id:jewel_yuki:20171125183018j:plain

コストカットと軽量化の意味もあるのでしょうが、側面~背面は樹脂パーツで覆われています。
これは僕が購入したカラーがゴールドだったというのもあるかもしれませんが、実際に見るとプラスチック特有の安っぽさを感じさせない出来となっています。

フルHD画面で動画も読書も快適

f:id:jewel_yuki:20171125183122j:plain

ディスプレイが1920×1200とフルHD以上の高解像度となっています。
これだけの解像度があれば動画を楽しむにも十分で、プライム・ビデオの視聴も捗ります。
ちなみに動画鑑賞をする場合は100均で売っているスタンドを使うと便利ですよ。

さて、高解像度であるという点は動画鑑賞だけでなく、実は読書においても大きなメリットがあります。
小説やビジネス書などの文字がメインの本であれば画質はそれほど問題にならないのですが、漫画となると話は違ってきます。低画質のタブレットだとルビなんかが潰れたりするんですね…。
ところが、フルHD画質であればこのようにルビも読み取ることができます。
f:id:jewel_yuki:20171125202215p:plain

7インチサイズという片手で持てるギリギリサイズ、250gという圧倒的軽さと相まって最強の読書タブレットになります。
あと地味に便利なのがKindleなどの書籍リーダーアプリを起動するとブルーライトカットモードになって目に優しいところです。(機能のオン・オフは選択できます)

ある程度のゲームはプレイ可能

MediaPad T2 7.0 PROのCPUはMSM8939 Octa-core 64-bitでメモリは2GBです。
残念ながら決して性能は高くないですが、ある程度のゲームであれば問題なくプレイすることができます。
話題のアズールレーンをこの端末でプレイしてみましたが、ラグ等は無く快適にプレイできています。
f:id:jewel_yuki:20171125200022j:plain

アズールレーン
アズールレーン
開発元:Yostar, Inc.
無料
posted with アプリーチ


価格.comなんかを見るとデレステやバンドリなどの音ゲーも問題なくプレイできるみたいですね。
流石にゲーム目当てで購入するならもっと高級機種を選んだ方が良いかと思いますが、このタブレットでも十分に楽しめます。

操作には不満なし

初期ファームではタッチ感度があまり良くなかったようですが、ファームアップデートされたことで大幅に改善されたそうです。
僕は改善後しか触っていませんが、今のMediaPad T2 7.0の操作は引っかかりもなく非常に快適です。
もちろんWebブラウジングも特に問題なし。

指紋認証で起動ラクラク

MediaPad T2 7.0 PROにはタブレットには珍しい指紋認証機能が搭載されています。
スマホで経験している人はわかると思いますが、この機能は非常に便利です。
本来であれば、
電源ボタン → 暗証番号or パターンロック
となるところが、
認証パッドにタッチ
だけでロック解除されます。
一度この機能に慣れるともうなくてはならない機能となります。

唯一難点なのが、指が濡れていると反応してくれないことですが、ちゃんと手を拭けば大丈夫です。

バッテリー持ちが良い

バッテリー容量は4360mAhと比較的大きめの容量になっています。
で、実際にどれくらい持つか経験によると
・連続の読書で10時間ほぼぶっ通しで読んでいてもまだちょっと余裕がある。
・一日30分の読書を1週間続けても半分近い余裕がある。
といった感じでしょうか。
僕の場合はsimカードを刺していないこともあり、普段通信していないために待機電力が低いのでしょうかね。
タブレットPCとしては比較的電池持ちは良いほうだと思います。

カメラはそこそこ

全く期待していなかったカメラ機能ですが、意外と良い性能しています。
街並みを撮った写真をいくつか。
f:id:jewel_yuki:20171125200242j:plain
f:id:jewel_yuki:20171125200344j:plain

タブレットで写真を撮るメリットとして、画面が大きいため撮影の段階で細かいところが見れるところがありますね。

参考までに一眼との比較もしてみたいと思います。
1枚目がMediaPad T2 7.0 PROの写真で、2枚目がミラーレスカメラのE-M10Ⅱで撮った写真です。
f:id:jewel_yuki:20171125200543j:plain
f:id:jewel_yuki:20171125200601j:plain

一応明るさは近くなるように調整したつもりですが、こうして比べると色合いが全然違いますね。
流石に本職のカメラには敵いませんでした…。

スピーカーがモノラル

これは結構残念なことですが、本機はモノラルスピーカーです。
動画視聴にも適していると書きましたが、単体で観るには音がショボすぎます。

オススメはBluetoothスピーカーに繋ぐことです。これであれば迫力のある音で動画が楽しめます。
ちなみに僕は以前自作したBluetoothスピーカーを使っています。
www.coal-miner.com

終わりに

本機は実売価格2万円前後と、中華タブレットにしてはやや高級気味な価格設定ですが、その分スペックはなかなかのものです。
以前レビューした中国メーカーの活動量計Mi Band 2なんかは世間での評判は良かったものの、実際に詳しく調べていくと安かろう悪かろうの値段相応の製品でした。
しかし、スマホやタブレットなどのソフトウェア(OS)が別途用意されているようなものであれば、中国メーカー品はコスパに優れた製品になるようですね。

このMediaPad T2 7,0 PROも間違いなく値段以上の仕事をしてくれますよ!

そんな感じで
ではでは~