炭鉱夫は止まらない

世の中に眠った役立ちそうなものを探して綴る雑記

【レビュー】ワイヤレスイヤホンHA-EB7BTを買ってみた

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既に僕はWI-H700というBluetoothイヤホンを持っているのですが、ランニングなど運動時に使用するとどうしても首元で跳ねて非常に不快な感じがしてしまいます。
そこで、運動時専用の安価で軽量なBluetoothイヤホンを購入することにしました。

色々と比較した結果購入したものは、JVCのHA-EB7BTでした。
実際に使ってみた感じとしては65点、値段の割に音は良いけれど、スポーツでの使用という観点からすると少し不満の残るものとなってしまいました。

今回このBluetoothイヤホンを選んだ際に気にしたポイント、比較した製品、そして失敗してしまったポイントにつて紹介したいと思います。

選ぶのに気にしたポイント

今回のBluetoothイヤホンはジムでのトレーニング及びランニング時に使用すると割り切っています。
そのため、音質よりも“イヤホンの抜けにくさ”や“軽さ”、そして“安さ”を重要視しました。

イヤホンの抜けにくさ

今主流のイヤホンの形はカナル型です。
昔主流だったインナーイヤー型に比べれば耳にフィットするため比較的抜け難くなってはいますが、そうは言ってもランニングなどで身体を動かしていると徐々に抜けてきてしまいます。
そこで注目したのは昔ながらのイヤーフック型や
イヤーチップに工夫のある製品を選んでいきました。

イヤホンの軽さ

Bluetoothイヤホンは有線のイヤホンに比べて電子回路やバッテリーが必要となり、どうしても重くなりがちです。
特に、その電子回路をイヤホン部分に搭載していることが多く、結果としてイヤホン部分が重くなるため、耳に負担がかかってしまい疲れてしまいます。
そこで、別の個所に回路を集約してイヤホン部分が軽い製品を選びました。
(結果としてこの選択は失敗でした)

比較した製品

今回、結果としてHA-EB7BTを購入したわけですが、これを選ぶまでにいくつかの製品を比較しました。
それが以下の製品になります。
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これらの製品は上記で気を付けたポイントである、イヤホンの抜け難さと軽さを兼ね備えた製品となります。
これらの製品の簡単な感想を述べていきます。

HA-EB75


こちらはイヤーフック型の格安Bluetoothイヤホンです。
イヤホンの抜け難さは非常に期待が出来るのですが、如何せん音が悪すぎました。
低音はスカスカでありながら高音はこもりがちと、いくら音質は二の次と言ってもこれはちょっと…という感じでした。
音さえ出ればなんでも良いという人には悪くないかもしれませんが。

LBT-HPC21


高音がそこそこ出て低音も大迫力のサウンドです。
こう書くと非常に良さそうに思えるのですが、いくらなんでも低音が出過ぎです。
あまりにも低音がキツいので、これで音楽を聴きながらランニングをするのは正直しんどいと思います。
特に無意識に聴くことの多いスポーツ時の使用は、負担ばかりが多くなるためオススメしません。

また、イヤホン装着時は外からの音の中・高音部分がシャットアウトされるため、低音よりの音が聴こえてきます。
そこに低音が強く協調された音楽を聴くというのは外の音がほとんど聴こえなくなってしまい大変危険です。

この製品に限らずELECOMのBluetoothイヤホンは全体的に低音がドギツイので避けた方がいいかなと思います。

QCY-QY19


AAC、aptXという通信コーデックに対応していますが、元の音質がそこまで良くないため残念ながらほぼ意味がありません。
防水・防塵性能はIP64、バッテリーの持ち時間は6時間、そして最軽量クラスの12.7gとカタログスペック上は非常に優秀ですが、どうも使ってみた感じあまり良い感じがせず、レビューを見ると不良品が非常に多そうだったため今回避けました。

A3235011


特に不満な点はなく、HA-EB7BTとどちらを買うか最後まで悩んだ製品です。
最終的に決め手になったのは(ビックカメラの店舗では)こちらのほうが高く、起動時やペアリング時の音声の音質があまりに悪く気になった点でした。
システム音声なんて正直どうでもいいっちゃどうでもいいのですが、実際に聞いてみるとショボさにびっくりすます。

HA-EB7BTを使った感想

良かったところ

音質はまぁまぁ

ややこもった音ではあるものの、高音も低音もそこそこ出ています。
あくまで3000円で買えるイヤホンというレベルの域を越えるものではありませんが、価格を考えれば十分な音質だと思います。
これ以上の音質を求めようとすると1万くらい出す必要が出てきます。

イヤホンは抜けにくい

こちらは特殊な形をしたイヤーピースです。
かなり特徴的な形状をしていて装着時にちょっと癖がありますが、ちゃんと装着すれば気にならないような作りになっています。

こちらのメリットは何と言っても抜けにくいこと!
飛んでも跳ねても耳からぜんぜん抜ける気配がありません。

唯一気になるのが、上手く装着しないとイヤーチップの先端が耳に当たって折れ曲がり、こもった音になってしまうことです。
ある意味ちゃんと装着できているかわかるので良いのかもしれません。

非常に軽い

Bluetoothイヤホンの中でも最軽量級のわずか12g!
耳にかかる負担が非常に小さく、疲れにくいです。

悪かったところ

遅延が大きい

動画を観ているとわかるのですが、音声と映像がわかる程度にはズレています。
動画を観ない、あるいは流し見程度であれば問題ないですが、じっくり観る場合はちょっと気になってしまうかもしれません。
同じSBC通信でもSONYのWI-H700では遅延を感じなかったので、イヤホンによる差があるということを知れただけでも良かったかなと。

コントローラーが邪魔

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このイヤホン最大の欠点がこのコントローラー!
早歩き程度なら問題ないのですが、ランニングをするとコントローラーがブランブラン動いて鬱陶しいことこの上ないです!
ランニングに使用するなら絶対にコントローラー部がブラブラしないものを選びましょう!!

終わりに

格安のBluetoothイヤホンとしてみればそれほど悪くはないのかなと思うのですが、ランニングでの使用を考えると決して良いイヤホンとは言えません。
もしランニングでの使用を検討しているのなら購入はやめておくことを推奨します。
エアロバイクが前提であったり、そもそもスポーツ時の利用を考えていないなら、値段を考慮してもかなり良いBluetoothイヤホンだと思います。

今日はそんな感じで。
ではでは~