炭鉱夫は止まらない

世の中に眠った役立ちそうなものを探して綴る雑記

【感想】漫画「からかい上手の高木さん」を読んだらニヤニヤが止まらない!


あぁぁぁぁ高木さん可愛いよおおおお!

失礼。
本作は山本崇一朗による少年漫画で、現在進行形で「ゲッサン」にて連載中。
基本1話完結型のマンガです。
今日はそんな「からかい上手の高木さん」を極力ネタバレ無しで紹介したいと思います。

※解説のため第1話に関してだけはネタバレが入ってしまいますのでご注意ください。

からかい上手の高木さんってどんな作品?

主人公・西片くんをヒロイン・高木さんがひたすらからかう様を見て楽しむ漫画。
それだけです。

それだけなのはずなのに、もっと読みたいと思ってしまう!

もう読んでいてね、ニヤニヤが止まらないんですよ。
とある事件をきっかけに高木さんにからかわれてしまうようになる西片くん。
なんとか高木さんに一泡吹かせてやろうと毎回のように色々模索するんだけど、いつも一枚上手の高木さんにしてやられてしまうんですよね。

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上図は1巻の第1話でのシーンですが、見事に高木さんにしてやられています。
こんな感じで毎度西片くんはからかわれてしまうわけですね。
このからかいがただの嫌がらせだと面白くもなんともないんだろうけど、好意から来るからかいだとしたら話は別!
少しでも西片くんと話をするための口実だと思うともう高木さんのからかいがとても可愛いものに思えるようになっちゃう。

ワンパターンなのに飽きない

基本的にはこの作品は“高木さんにからかわれる”というワンパターンなオチなんだけど、7巻まで読んでも全く飽きが来ない。
というのも、からかってくるポイントが毎回違うので、「今回はそうきたかー!」と違った楽しみがあります。
一方で西片くんも必死で対抗しようとかなり良い線いってるネタを仕込んでくるから、「今回こそは高木さんをからかえるんじゃないか?」と期待させられちゃうのも飽きないポイントじゃないかなと思います。

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これまた1巻の1話のでシーンですが、せっせと高木さんをからかうための道具を用意している西片くん。
まぁ毎度のこと無駄に終わってしまうわけですが…。

“高木さんがからかうだけのマンガ”と書くと簡単そうだけど、この縛りでマンガを描き続けられるってすごいと思うんですよ。
そんなにからかいの内容思いつかないよ普通。

登場人物が少なくてシンプル

“登場人物が少ない”というのは必ずしも良いことではないんだけど、この作品に限っては少なくて正解だと思います。
登場する人物は高木さんと西片くん、それ以外にはクラスメイトの高尾、木村の西片くんの友人、ユカリ、ミナ、サナエの女3人組、中井君&真野ちゃんのカップル、担任の田辺先生くらいだったかな。
これらの人物すら基本的にはあまり登場せず、物語の7~8割は高木さんと西片くんの二人で完結するというシンプルさ。
まぁこのマンガは高木さんの健気な様を見て楽しむものだからそれでいいんじゃないですかね。

どんどん可愛くなる高木さん

このマンガ、比較的作画は安定しているほうなんだけど、それでも回を重ねるごとに高木さんの絵がどんどん可愛くなっていくんですよ!

1巻ではこんな感じだった高木さんが

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6巻ではこんな感じに!

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1巻ではややキツい目つきで顔も縦長だった高木さんが全体的に丸くなって優しい目つきに変わっています
どちらかというと子供っぽくなっていっていますね。
まぁ中学1年生ということを考えればむしろこちらの方が合っているんじゃないかな?
ちょっと好みの問題が出てきてしまうかもしれませんが、間違いなく高木さんの描画力は向上しています。

読み終えた後の虚しさ

このマンガは間違いなく面白いしオススメできる作品なんだけど、読み終えた後の虚しい気持ちも半端ない。

恋愛マンガとも違って二人の仲が進展することに重きを置いていないため、ひたすら高木さんの可愛い面を見続ける。
そうすると自分にもこんなふうに好意を抱いてからかってくれる女の子がいてくれたらなーなんて思っちゃうんだけど、

そんな子は存在しない

少なくとも僕の青春時代にはそんな子はいなかった
ただその事実だけが僕を蝕んでいく。
もう今更学生には戻れないのでこれは結構キツかった…。

終わりに

このマンガは社会人になってしまった人にこそ読んで欲しいと思います。

中学1年生らしい西片くんを見て昔を懐かしんでみて、
高木さんのからかいにニヤニヤしてみたりして、
そして最後に現実に戻って虚しさを感じたら、きっとこのマンガの感想を人に話したくなるんじゃないかと。

リアルの友人に話すもいいし、Twitterに呟くもいいし、なんなら僕にメッセージを送ってくれてもいい。
この作品をきっかけに話が膨らんだら僕は嬉しいです。

そんな感じで。
ではでは~

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