炭鉱夫は止まらない

世の中に眠った役立ちそうなものを探して綴る雑記

電子書籍で久々に読みたくなる懐かしのマンガ10選~ジャンプ編~


新しいタブレットを入手して快適な読書環境を手に入れたのもあり、今回は懐かしの面白い漫画を紹介しようと思います。

今回紹介する漫画は週刊少年ジャンプで連載されていたもので、個人的に面白いと思ったもの、そしてまた読みたいなと思ったものを選定しています。
当然ながら全て完結済みの漫画となります。
20代、30代の人にとっては懐かしいな、と思ってもらえるでしょうし、10代の人が読んでも十分楽しめるのではないかと思います。

DRAGON BALL

世界で最も知名度のある、名作中の名作。

世界中に散らばった7つの玉をすべて集めるとどんな願いも叶うというドラゴンボール。
それを集めるために旅に出た主人公・孫悟空は、旅先で様々な人と出会い、戦い、そして成長していく。

特に説明が不要なご存知ドラゴンボールですが“実は読んだことがない”という人も以外といるのではないでしょうか。
王道なバトル漫画という印象の本作ですが、実は序盤は次々現れるどこか憎めない敵をバンバン倒していくコメディ要素の強い漫画だったりするんですよね。
途中からだんだんとバトル要素を強めていくわけですが、悟空が結構な頻度で負ける点もジャンプ漫画としては珍しいのではないでしょうか。
初めて読む人も既に読んだ人も、この機会に読むことで凝り固まったドラゴンボール像を変えてみてください。

Kindldで読んでみる

封神演義

中国ファンタジーでありバトル漫画であり、SF要素もある、長い歴史を誇るジャンプの中でも異彩を放つ作品。

今から3000年前の古代中国、殷の王朝時代が舞台。第30代皇帝紂王は文武共に優れた名君であったが、妲己と呼ばれる妖怪に惑わされ国は乱れに乱れた。そこで太公望は妲己とそれに協力する悪い妖怪を封印する『封神計画』を任される。かくして太公望は妲己を倒すべく強力な仲間を集め始めるのだが、真の封神計画の目的は別のところにあり…。

主人公の太公望は頭は切れるが戦闘はどこか頼りない。そして何よりとんでもなく卑怯というジャンプ作品の主人公とは思えないキャラ。
古代中国を舞台にしていて、中国っぽい雰囲気もありながらどこかメルヘンっぽさもある前衛的なデザイン。
何よりしっかりと風呂敷を畳んで綺麗な結末を迎える物語。
そのどれもがジャンプでは他に類をみない異例な作品となっています。
登場キャラクターが非常に多いですが、一人一人しっかりキャラが立っていて大変魅力的。
おっさん同士の友情で涙するというこれまたジャンプでは珍しい展開だと思います。

Kindldで読んでみる

地獄先生ぬ~べ~

笑いあり、感動あり、エロあり、恐怖ありの学園ホラー漫画

童守小学校の教師「ぬ~べ~」こと鵺野鳴介は、実は霊能力者であり、その左手には鬼が封じられている。立野広が転校してくることを皮切りに起きる霊や妖怪による超常現象。そんな現象から子供たちを守るために、ぬ~べ~は命を懸けて戦う!

霊や妖怪を題材にしながらも、その内容はメロドラマであったりラブストーリーであったり社会について考えさせられるものであったりと、子供向けっぽさを持ちつつも大人から見ても考えさせられる内容となっています。
ぬ~べ~は霊能力者である以前に一人の教師。生徒を守るだけでなく、叱るべきときは叱るといった教育的要素も持っています。
作中では三枚目扱いされていますが、こんな先生がいたらカッコよすぎますよ。
それでいて怖いお話は本気で怖いのでホラー漫画としても非常に面白いです。トイレの花子さんやメリーさんでトラウマを植え付けられた人も少なくないはず。
基本は1話完結なので時間のない時でも気軽に読める点もグッド。

Kindldで読んでみる

セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん

ギャグマンガ界に多大な影響を与えた名作

まずセクシーコマンドー“外伝”と付いていますが外伝でもなんでもなくこの作品が“本編”です。
そんな感じであらゆる発想が自由で今までの常識を覆す様々なギャグが目白押しです。
他のギャグマンガに与えた影響も大きく、『ガビーン』という表現を広めたのはこの作品で間違いないでしょう(※ルーツではありません)
この作品については一日中話していたいくらいですが、その面白さは言葉では言い表せません。
ぜひ読んでみてその面白さを体感してください。

Kindldで読んでみる

DRAGON QUEST -ダイの大冒険-

ゲームに逆輸入されるほどの数々のカッコいいオリジナル技を生み出したドラゴンクエストの外伝!

あの超人気RPG『ドラゴンクエスト』の世界観を元にするもゲームとは完全に切り離されたオリジナル漫画です。なのでドラクエを全然知らなくても十分楽しめる作品となっています。
物語は竜の力を宿した主人公ダイが大魔王を倒すべく旅に出るというまさに『ドラゴンクエスト』らしいストーリーですが、その内容は平凡な魔法使いであるポップの成長物語でもあります。
主人公ダイを筆頭に、この作品の登場キャラは元勇者であったり勇者の仲間の子供であったり元魔王軍であったりと、皆特別な境遇で育った者ばかりです。そんな中、唯一の一般人であるポップは初めこそただの臆病者ですが、物語が進むにつれてどんどん成長していき次第にパーティーに欠かせない存在となっていきます。
男でポップに惹かれない人はいないでしょう!それくらい魅力的なキャラに成長していきます。

そしてもう一つ忘れてはいけないのはこの作品で生まれた数々の必殺技!
子供の頃にこの作品を読んだ人なら誰もが真似をしたであろう『アバンストラッシュ』
また、数々の必殺技がゲームに逆輸入されており、ドラクエ6では『ギガスラッシュ』、ドラクエモンスターズには『メドローア』、そして最新のドラクエ11では『大地斬』や『海破斬』、『空烈斬』、そしてバランの必殺技『ギガブレイク』まで登場することに!

ドラクエの生みの親である堀井雄二さんが監修していただけあって、“外伝”でありながら間違いなくドラゴンクエストの歴史に名を刻んだ名作です。

Kindldで読んでみる

幽☆遊☆白書

生粋の不良少年である浦飯幽助は何の気まぐれかトラックに轢かれそうになっている子供を助けようとして死んでしまう。しかし霊界にとっては予想外の死だったことから復活させられるとともに霊能力者として霊界探偵に任命され、様々な妖怪や霊能力者と戦うことになる。

序盤は不良少年が善行を重ねていくというハートフルストーリーだったはずが、途中から妖怪バトル漫画へと路線変更していきます。しかしそこからが本作の本番!熱いバトルは流石ジャンプ黄金期の中でも人気作と言われるだけのことがあります。
一方で少年漫画でありながら人の闇の部分を積極的に扱っていたところなんかも幽遊白書の魅力の一つだと思います。
作品の終わりが作者が続けるのを嫌になったからという残念な部分もありますが、それを加味しても間違いなく名作の一つです。

Kindleで読んでみる

るろうに剣心

幕末の時代、人斬り抜刀斎として恐れられていた剣豪、緋村剣心。明治維新後は人を殺すことを辞め、逆刃刀を腰に下げて全国を旅する。そんなある日、活人剣を扱う道場の師範代、神谷薫に出会うことで剣心はこれからの時代の生き方を模索していくことになる。
しかし不殺(ころさず)を誓った剣心の前には次から次へと強敵が現れ、再び戦いの日々へと身を投じていく。

明治時代の日本という非常に和を感じる作風の本作。文明開化を感じさせる街並み、回想には新選組が登場したりと現実の日本に限りなく近い舞台ですが、バトルに関しては流石ジャンプという感じで多彩な剣技が飛び交う戦闘シーンはワクワクせずにはいられません。基本的に個人戦となりますが、そのおかげで剣心以外の仲間の戦いにもしっかりとスポットが当てられていきます。
当時子供だった人たちは『九頭龍閃』や『二重の極み』、『牙突』などの技を真似た人も少なくないはず!

Kindldで読んでみる

ヒカルの碁

囲碁になど興味のなかった小学生の少年・進藤ヒカルは囲碁盤に宿っていた天平安時代の天才囲碁棋士・藤原佐為の霊に憑りつかれてしまう。佐為の『神の一手を極める』という目標のために嫌々囲碁の世界に付き合うヒカルだったが、同年代の棋士であるアキラとの出会いをきっかけに“自分の囲碁”を打ちたいと思うようになっていき、自らの力でアキラに追いつくためにプロ棋士を目指す。

いかにもな生意気小学生のヒカルが、天才棋士の霊、同年代の仲間、囲碁界の大人に導かれて人間として成長していく物語です。
この作品の凄いところは何と言っても“囲碁がわからなくても面白い”ところでしょう。
作中では囲碁に関するルールはあまり細かく説明されないにも関わらず、専門用語は度々登場してきます。一見するとわけがわからないと思ってしまいそうですが、絶妙なセリフ回しと雰囲気、そして勢いによって“なんだかよくわからないけどすげぇ面白い”という不思議な魅力を持っています。
一方で作中の対局の内容は厳密に考証されていて、囲碁がわかる人からしても“面白い”と思わせる内容となっている(らしい)です。
そしてこの作品を読んで囲碁に興味を持ち挑戦するも、ルールがいまいちわからず挫折してしまうまでがセットです。

Kindldで読んでみる

遊☆戯☆王

気弱な男子高校生の遊戯は、実家のゲーム屋で入手した『千年パズル』を組み立てることに夢中になっていた。8年間組み立てられなかったパズルだが、ある日理不尽ないじめを受けて悩んだいたとき、不思議とパズルが組み立っていきついに完成する。
千年パズルの完成を契機にパズルに宿っていた別人格が遊戯に現れ、闇の番人となって悪人たちを懲らしめるべく『闇のゲーム』を繰り広げる。

初期の物語は悪人に対して様々なゲームを持ちかけては、負けた相手を精神崩壊させるような罰ゲームを与えるという、藤子不二雄の名作「笑ゥせぇるすまん」に近い内容となっていました。
これはこれで面白かったのですが、途中からは『マジック&ウィザーズ』というカードゲームに完全にシフトしていきます。正直マンガ中のゲーム設定はご都合主義と言わざるを得ませんが、それでも次々と新しい要素が出てくる展開は非常にワクワクさせられます。

今とはだいぶルールが違いますが、日本にカードゲームブームを巻き起こした「遊戯王OCG デュエルモンスターズ」の始まりを体感してください。

Kindldで読んでみる

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所

霊に関する悩みを解決する『六氷魔法律相談事務所』
そこに勤める所長のムヒョと助手のロージーは、今日も未練を残した霊達が起こす騒動を“魔法律”の力で裁いていく

相談者が持ち寄ってきた心霊現象をムヒョが解決するという王道のホラー漫画です。
怖さと可愛さが混じった独特な絵柄が特徴で、一見するとホラー漫画には見えないキャラクターですが出てくる霊には絶望感を感じる恐ろしさがあります。
“魔法律”という圧倒的に強力な力で霊を退治することからバトル要素は、その内容は悪い霊を単に退治する“勧善懲悪物語”ではなく、霊やその霊に関わる人間の心の深い部分に触れて根本的解決を目指すヒューマンドラマ要素のある物語です。
どこか地獄先生ぬ~べ~に似ていますね。
ただ、あちらは少年向けという面が強いのに対して、こちらはやや女性向け感があるかもしれません。
いつものジャンプ作品に飽きてきた人はぜひ読んでみてください。

Kindldで読んでみる

終わりに

懐かしのオススメジャンプ漫画の紹介でした。
昔は持っていたのに置き場所が無くて泣く泣く売ってしまったと言う人も、電子書籍であればもうお別れする心配はいりません!
この機会に改めて集めてみてはいかがでしょうか。

今日はそんな感じで。
ではでは~