炭鉱夫は止まらない

世の中に眠った役立ちそうなものを探して綴る雑記

ダンジョン飯という漫画を読んでみたら思いのほか面白かった

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グルメ漫画というものは好きでしょうか
正直言うと僕はそれほど好きではありません
と言うのも、言葉で料理の美味しさを伝えられてもピンと来ないと言いますか(食事レビュー記事書いておいて)
あまりに大げさな感動っぷりに引いてしまうというか
とにもかくにも共感ができない

そんなわけで最近世間で話題になっているグルメ漫画を全く読んでいなかったのですが、何を思ったか、ダンジョン飯という漫画を手に取ってしまった

グルメ漫画でありながら冒険を行うファンタジー作品

手に取ってしまった理由はほぼこれです
ファンタジー大好き人間なので何かを期待したのでしょう
結果として手に取ったのは間違いではなかったのですが

それは小さな村からはじまった
ある日、小さな地鳴りと共に地下墓地の底が抜け、奥からひとりの男があらわれた
かつては栄華を誇ったその国は、狂乱の魔術師によって地下深く今なお囚われ続けているという
「魔術師を倒した者には我が国のすべてを与えよう」
そう言い残すと男は塵となって消えた

そんなわけで財宝を求めて多くの冒険者が、国が囚われているというダンジョンに挑戦していくのですが、主人公ライオスのパーティーも例にもれずダンジョンを攻略していたわけです
しかし、深部まで潜ったものの、レッドドラゴンとの応戦中空腹による注意散漫が原因で全滅の危機に見舞われてしまう
その窮地を救ったのが主人公の妹ファリンだが、ファリン自身はレッドドラゴンに食われてしまう
その妹を助け出すために再度ダンジョンに挑む主人公達

という、グルメ漫画にしては結構しっかりとストーリーがあり、しかもなかなかの冒険要素がありそうじゃないですか

食材が特徴的

グルメ漫画と言っても色々あるでしょうが、ご飯を作るもの、お店に行ってただ食べるだけのもの
どちらかで言えばダンジョン飯は前者であり、色々な料理が出てきます

ただし食材は魔物

前回の冒険で無一文となってしまい、碌に食材が買えない
そして全滅の一因が空腹だったことから、ダンジョン内での食材の調達が大事と言う主人公の提言によりダンジョン内の魔物や植物を調理し食べていくことになります
(実際のところは主人公が魔物大好き過ぎて食べてみたいという欲求のためなわけですが)

登場するモンスターは食べるのを躊躇してしまうような見た目のものがほとんど
中にはよくこれを食べる方法思いついたなーというものも
この世界でももちろん魔物を食べるなんて正気の沙汰と思われるような行為です

もしこれが主人公一人でやろうとしていれば決して上手くいかなかったでしょう
しかし、魔物の調理・食事の先駆者であるセンリという人物に出会ってしまうことで状況は一転
妹を救うという目的はどこへやら、積極的に魔物を食すことに魅入られてしまいます(おい

意外と強い主人公パーティー

全滅したとは言え所持金も無く、主人公のライアス含めパーティーはなんだか頼りない…と思いきや、意外や意外、メンバーは結構優秀だったりします
まぁよくよく考えれば全滅した場所は深層だったりするのでそこまで行ける実力があるわけですね
この作品の面白いところが、別に主人公達はチート能力があるわけではなく、今までの経験や知識を元に的確に相手の弱点を攻めていくことで勝ち進んでいきます
てかあれですね
これ、作者が魔物大好きですね絶対

最後に

現在4巻まで出ているこのダンジョン飯ですが、有難いことに4巻でひとまず一区切りとなります
なのでこれから読もうという人には丁度良いかと
しかし冒険はまだまだ終わっておらず、続きが非常に気になる終わり方をしています

早く5巻出てくれー!