オムロンの本体・カフ一体型血圧計HEM7600Tを使ってみた
血圧計で地味に困るのが使い終わった血圧計の保管場所。
本体に繋がっているカフとチューブが意外と邪魔なんですよね。
そこに本体とカフが一体となった血圧計HEM7600Tをオムロンが発売しました。
本体とカフとの間にチューブが無いというのがどれ程のものか、購入してみたのでレビューしてみます。
HEM7600Tの特徴
HEM7600Tの特徴はその形はもちろん、色々な機能が付いています。
今回はそれらの機能についてご紹介していきます。
カフチューブがないのはコンパクトか
この血圧計の最大の特徴とも言えるのが本体とカフが一体となっている点となります。
そこでコンパクトさを期待していたのですが、箱から出してみて思ったのが意外と大きいかなということ。
そうは言っても縦に置けば机の場所を取りません。
明らかに普通の血圧計よりコンパクトです。
しかもどこか適当なところに立てておけるということでカフが邪魔にならないのはかなり便利です。
装着の向きがズレていても正確に測定
この血圧計はカフ内部の構造を改良することで、カフの向きを気にしなくても測れるようになっています。
普通、上腕の血圧測定を行う時はカフに付いた矢印マークなんかを腕の真ん中に合わせなければいけませんが、このHEM7600Tではそんな面倒なことはしなくてもいいよということですね。
これも地味ではあるものの便利な機能です。
表示が有機ELディスプレイ
電源挿入時に“Hello!”の文字で出迎えてくれるように、有機ELになったことで複雑な文字表示が出来るようになりました。
だからどうしたと言われてしまうとそれまでですが、一般の血圧計の液晶ではセグメント方式のためあらかじめ決まった文字・マークしか表示できなかったのに対して、有機ELではエラー内容を教えてくれる等わかりやすくなっています。
[参照:オムロン公式ホームページより]
表示画面は従来のものより小さくなってしまいましたが、一文字一文字のサイズはそれほど変わっておらず、一方で発色が良くなったので非常に見やすくなったのではないでしょうか。
Bluetooth通信によりスマホで測定データを管理
最近の健康管理器具に増えてきましたよね、Bluetooth通信機能。
HEM7600Tにももれなく付いています。
OMRON connectというスマホ用アプリをインストールすることでHEM7600Tと通信でき、スマホに日々の測定結果を記録していくことができます。
[参照:オムロン公式ホームページより]
実際に使ってみました
HPに載っているようなことを言うだけなのも参考にならないと思うので実際に使ってみた感想を。
まずはスマホとのペアリングから
特に難しい操作はなく、説明書通りにすればいいかと。
腕に巻き付けます
フィットカフと同じように中に芯が入っているため、一人でも腕に巻きやすいです。
ただ、表示画面を自分に向けるのは若干手こずりました。
向きを気にしなくて測定可能とのことなので、普段は別に自分のほうに向けなくてもいいかもしれません。
測定中
加圧時間は普通の血圧計に比べると少し遅いかなと思いますが、加圧時に測定するタイプのため、加圧が終了すれば測定完了です。
結果として測定時間は短いです。
測定が終わったらスマホに転送
測定データを転送するにはスマホ画面を下にスワイプします。
まとめ
実際に使用した感じとしては、非常に単純で使いやすいかと思います。
ただ、スマホに転送することを前提としているため、本体側では過去の測定結果は見ることができません。
スマホを持っていて連携することを前提としているため、この点は人によっては不便と感じるかもしれません。
いずれにせよこのコンパクト具合は非常に便利だと思います。
このサイズなら旅行にも持っていけるんじゃないですかね。
ネックなのは血圧計の中ではかなり価格が高めな点でしょうか。
しかし血圧計は日々使うもの。
安さを求めるあたり使いにくいものを買ってしまうのは避けたほうがいいですよ。
というわけでコンパクトさを重視したい人は買ってみてもいいのではないでしょうか。